ニューヨークの日本人乳がん患者さん向けサポートグループ
E-BeCのリンク先のひとつで、NESTというNYに住む日本人の乳がん患者サポートグループの代表をしている友人とSkype で久しぶりにおしゃべりをしました。NETSでは3か月に1度サポートミーティングを開催し、アメリカで乳がんと診断され戸惑っている人たちのサポートを行っています。
アメリカには数多くの患者サポート団体があり、支える人たちの乳がんに対する知識も優れているので言葉の壁さえなければそういったところに参加もできるわけですが、それでもなおNESTに来られる方も多いのだそうです。メンタリティの問題もあるでしょうし、同じ病気でも人種によって、例えばアフリカ系の人にトリプルネガティブが多いとか、欧米人は傷がきれいに治るのに比べアジア人は傷が治りにくいなどさまざまです。乳がんという病気はひとつでも、抱えるものは皆違います。乳がんの治療に関しては個別化治療が進み、医師から提示され患者自身が選択しなくてはいけないこともたくさんあります。ですが、乳房再建がその選択肢に入っているとまだ言えないのが現状です。7月1日よりシリコンインプラントによる乳房再建手術が保険適用になりますが、受けられる施設はまだ非常に限られています。
E-BeCでは、保険適用になったシリコンインプラントの乳房再建手術に関して情報を載せるべくただ今準備をしていますので、もうしばらくお待ちください。