『ママのオッパイ』
今月は乳がん月間です。E-BeCにもメディアからいろいろな問い合わせがきています。
E-BeCの性格上、乳房再建に関するものが多いのですが、中には患者さんがどのようにご家族と向き合っているのかといったことに焦点をあてているものもありました。
確かに小さいお子さんのいる場合、どのタイミングで乳がんのことを話したらいいのいかと悩まれる方が沢山いらっしゃいます。
昨日お会いした方は、健康診断で乳がんの疑いがあり大学病院で精密検査を受けた方でした。幸いなことに何でもなかったのですが、検査結果が出るまでの間「もし乳がんだったら」という「もし・・・」が頭の中をグルグルまわり、「もし切除になったら一緒にお風呂に入っている子どもたちに私はなんていうのだろう・・・」と、そんなことをずっと考えていたのだそうです。
そして混みあう待合室でその気持ちを書きとめおいたものを、『ママのオッパイ』(作:Chie 発行:文芸社)という墨絵本にして出版されました。
このお話のママはオッパイを再建をしていないのですが、次は再建したママのお話も読んでみたい気がしました。