「サクラ・ヘルスケア」@NYのご報告 (真水理事長より)
ニュースでもお伝えしたように、ニューヨークで開催された「サクラ・ヘルスケア」というイベントに、E-BeC理事長の真水がゲスト参加しました。早速そのレポートが届きましたのでご報告いたします。
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4月19日(土)サクラ・ヘルスフェア(在ニューヨーク日系人会・邦人医療支援ネットワーク共催、日本領事館後援)の一環で開催されたSHARE主催フォーラム「患者からみた日本とアメリカの闘病生活と医療事情の違い」にゲストとして参加しました。
テーマは日米の医療事情の違いでしたが、主催するSHAREが乳がん・卵巣がんの患者会ということもあり、乳がんに関心のある方も参加されていました。
フォーラムが終了した後、乳がんの可能性があり検査を受けているという方から質問を受け、来週乳がんの手術を受けるという方も交えてサポートミーティングを急遽開催しました。
日本では病気になったら、どこの病院で治療を受けるか自分できめることができます。しかし、アメリカでは自分の入っている保険がカバーしている病院でしか治療を受けることができません。保険がカバーしていない病院でも望めば治療は受けられますが、そのコストは驚くほど高額で、例えば乳がんの場合は1,000万円近くするのだそうです。
病気になったら、まず保険で治療を受けられる病院を探すことから始まるということに驚きました。以前お話を伺ったある病院の方から、日本の医療は「高い質」「フリーアクセス」「低コスト」とお聞きしたことを思い出しました。
日本の医療制度についてはいろいろ問題も指摘されますが、こうして1歩外から見ると本当に素晴らしい制度だと今回のフォーラムを通して改めて実感しました。(真水・筆)