7月のマンマチアー
少し前のことになりますが、7月16日のマンマチアーは独立行政法人放射線医学総合研究所重粒子医科学センター病院唐澤久美子先生の『放射線治療を正しく理解して上手に使おう』というテーマのお話でした。
放射線治療に関する今回の講演はとても勉強になりました。なにより、子宮頸がんにおける世界の標準治療は放射線治療だということ。日本では外科手術が標準治療ですが、進行が進んでいなければ放射線で十分治療することができるということを初めて知りました。放射線で治療することができれば身体的な負担はかなり軽減されます。加えて、リンパ浮腫などの後遺症も避けられます。
日本では、歴史的な経験から放射線というとどうしてもネガティブにとられがちでなかなか理解が進んでいないのが現状のようです。
乳がんでは補助療法としての放射線治療が一般的ですが、放射線治療はもっと理解される必要があると思いました。